ミッドウエスト・クリニック2015・4日目

ミッドウエスト4日目は、「アルトゥーロ・サンドヴァルとのモーニング・トーク」に参加しました。会場は立ち見が出るほどの人。英語なので半分しか理解できていませんが、貧しかった子供の頃の話や、最初は英語が全く出来なかった事とか、米国人はもっと、この自国が生み世界に大きな影響を与えてきた『ジャズ』をもっと愛そうよ、とかを気さくなジョークを交えながらも熱く語ってくれました。

「チェロキー」を12のキーで練習したディジー・ガレスピーの話も出て、12のキーで練習する効率的な方法をピアノで具体的に示してくれたのが今回の大きな収穫です。サンドヴァル氏はトランペットでアドリブをする時も、常にピアノの鍵盤を想像しているそう。ピアノを学ぶことは全ての楽器の役に立つ、なぜなら、全ての音が耳で聴こえるのと同時に目に見えるから、とも言っていました。最後の方では、「楽器の練習にショートカットは存在しない!」と強く語っていたのも印象的でした。

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サンドヴァル氏の講座からの人の流れに乗って、クリニック最後のコンサート「Civic Orchestra of Chicago」の会場に移動すると、黒川氏と偶然に合流することができました。シカゴ交響楽団のトレーニング・オーケストラという位置付けのようですが、とても繊細で上品な素晴らしい演奏をみせてくれました。

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4人のチューバ奏者と1人のチューバ奏者の録音(故アーノルド・ジェイコブスのものか?)が技巧的で美しいソロを披露した。

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黒川氏は暖かい場所を求めてフロリダのオーランドへと発っていき、僕は徒歩15分弱と意外に近いチャイナ・タウンへと歩きました。そして、青島ビールとレタス入りチャーハンを注文。う〜ん、至福の時。青島ビールとチャーハンの2つさえあれば、世界中のどの国でも生きていけそう。

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チャイナタウンらしい風景。この日は結構な寒さです(氷点下かも)。

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レッドラインのチャイナタウンの駅から、中心部を望む。

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駅からチャイナタウンの方を望む。

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中心部に来ました。ホリデー・シーズンのせいか、中心部は銀座とか五番街のような混雑。超高層ビルが林立する大都会です。

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Performers Musicというシブ〜い楽譜屋さんを見つけました。入ってみるとクラシック専門のようです。楽器別、カテゴリー別に細かく分類されていました。芸術の街なんですね。

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そこで偶然見付けた本。未就学児童のためのドラムセット入門、とでも訳せようか。

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中を見ると、スネア・タムなど、楽器によって音符が色分けされていたり、色シールが付属していたり、非常に興味深い内容。日本に帰ったら、ドラムの木村先生へのお土産にしよう。

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今回泊まったホテルはこれ。ジンジャーブレッドで出来ています。途中でお腹が空いたら、自分の部屋の壁やドアをかじってもいいそうです。(ウソです)

ミッドウエスト・クリニック2015・3日目

ミッドウエスト3日目は、夜中の3時に目が覚めたこともあって、朝一で僕のバンドでも活用している『赤本』の著者、マイク・ステイネルによる講座「ジャズ初心者を教えるための効果的な戦略」を受けることができた。同じ時間に、昨日素晴らしい演奏を披露したばかりの就実学園の小林先生の講座に行くのを泣く泣くあきらめて。どうもジャズ指導者向けと吹奏楽指導者向けの講座は同時進行しているらしく、日本からの吹奏楽関係者とことごとく別行動になってしまっている。でも、ボブ・ミンツァーやアルトゥーロ・サンドヴァルに会えるというまたとない機会なので、今回だけは許してね。

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朝受けた講座は、僕がイマイチ使いこなせていないかも知れない「赤本」と読んでいる教則本の著者・マイク・ステイネルだった。本に書いてある情報だけでなく、自身のトランペットによる実演を交えながら、メモしきれない速さで多くのヒントを与えてくれる圧巻の講座だった。特に、参加者全員に難しいリズム・パターンを手拍子させたり、鼻歌でインプロヴィゼーションさせたりと、生き生きとした本場のジャズ教育の現場に関わることができた気がして嬉しかった。

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まさか今日が最後とは知らずに、展示場を俯瞰してみた。右からぐるりと1枚目。

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2枚目。

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3枚目。

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4枚目。

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いつも仕事でお世話になっている楽譜作成ソフトFinaleのMake Musicのブースでは、Smart Musicという画面上に楽譜を表示させて、各楽器のレッスンの手助けをするシステムを実演していた。アメリカの学校の5%が導入しているとか。ジャズのマイナスワンとしても使えそう。

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これほど大規模な展示場でも、欲しい商品は一期一会と思った方がいいみたい。昨日なかったお目当てのマレットが今日見付かったので、再びマレット購入〜。

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午後に回ったのは、この2つの素晴らしいジャズバンド。ゲストプレイヤーも超有名でした。2つのコンサートの間に受けたカウント・ベイシー・オーケストラのピアニスト、レジー・トーマスによる「リズム・セクション101」という講座も、これまで効果的な指導法が分からないでいたバンドの中核・リズム・セクションについて深く掘り下げた内容だったので、これも目からウロコの連続。もう寝不足なんて言っていられません。すごいなぁ、ここは。

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テキサスから来たハイスクールによるコンサート。何年も前にこのミッドウエストで観たジャズバンドに刺激を受けて始めたバンドが、その指導者のゴールともいうべきこのミッドウエストに戻ってきた、といった趣で、とてもレベルの高い感動的な演奏でした。

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特に、左にスーザフォンが見えるように、ニューオーリンズ・スタイルを取り入れたり、アメリカ南部の雰囲気を髣髴とさせるパフォーマンスに、アメリカの持つジャズの歴史の深さと多様性を感じました。

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そして、ソロを吹く生徒さんの右にいるゲストは何と伝説的なテナー・プレイヤーで作編曲家のボブ・ミンツァーです! 僕の憧れのボブ・ミンツァーです。

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もう一度言います、ボブ・ミンツァーです! 信じられない。

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そして、夕方のコンサートは、シドニーから来た大学生ビッグバンド。曲もコンテンポラリーなオリジナルばかりで、ここまで来ると、山野ビッグバンドコンテストの上位校とか、バークリーの最高峰ビッグバンドを見ているような印象を受ける。さすが。そして、何と中央でトランペットを吹くのは、ゲストのアルトゥーロ・サンドヴァルです! スーパー・スーパー・ハイノート(絶対音感には自信がないですが、ピッコロの加線3本のF音までは出ていたのではないでしょうか)を連発してくれました。ありがたいありがたい。

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知りませんでしたが、サンドヴァルはピアノも相当達者なようで、合間に、リズム・セクションを巻き込んで「オール・ザ・シングス・ユー・アー」のピアノ・トリオを披露してくれました。最終曲の後には、リズムにFのブルースを演奏させ、各ホーン・セクションに即興でリフを加えていき、ほとんど素晴らしく書かれたアレンジのような曲を作り上げてしまいました。すごいなぁ、この人は。トランペットが凄いだけじゃないのです。その存在がそのまま音楽なのです。

共演した学生達の多くはプロになると思うけど、この日の事は絶対に忘れないんだろうな、と思います。吹奏楽だけでなく、ジャズ演奏者・教育者にとっても、ミッドウエストは間違いなく最高の場所のようです。

ミッドウエスト・クリニック2015・2日目

ミッドウエスト2日目はちょっと寝坊したため、会場に着いてから軽くブランチにした。最初に、作曲家ロバート・シェルドンによるスモール・スクール・バンドのリハーサル講座を見学。スモールといっても30人以上はいるようなので、日本の小編成ほどの少なさという認識ではないらしい(打楽器は7人もいた!)。でも、前列の木管の中に1人だけヴァイオリンがいたりと、発送の自由さを感じました。

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そして、日本の出版社ブレーンのブースを訪れ、尊敬する黒川圭一氏に会いました。ボストン以来2年振り。彼は日本のスクール・バンドだけでなく、シンガポールやマレーシアでもバンド教育の普及に貢献しているので、合うだけでパワーをもらえる人です。ミッドウエストには4回目の参加とか。やっぱりそれだけの魅力がありますよね〜、ここは。

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トランペッター、ウェイン・バージェロンによる、リード・プレイヤーについての講座に少し遅れて行ったら満席だと言われ、がっかりした後、Fort Zumwaltという高校のジャズバンドのコンサートを聴きに行ったら、最後の2曲でウェイン・バージェロンがゲストで登場! カウント・ベイシー・オーケストラのピアニスト、レジー・トーマスも加わり、スーパー・プレイを連発して、会場は大盛り上がりでした。もうここで日本に帰っても満足かも、って思っちゃいました。

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この高校(正確に言うと中3から高3までのようだ)ジャズバンドの演奏はとてもレベルが高く、演奏技術やジャズのフレージング、アドリブもとても自然でカッコいい。さすがはアメリカです。

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すっかり影響されて、演奏曲を含む譜面をそのまま買いに行ってしまいました。だってカッコいいんだもん。

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間にデュエットすることでジャズ・フィーリングを合わせる内容の講座を観た後、今度はLamar Middle School & Fine Arts Academy Jazz Factoryという日本でいう小6〜中2のメンバーによるジャズバンドのコンサート会場に行くと、おお、なんと4オクターヴのヴィブラフォンが置いてあるではないか!

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こちらもとても上手です。立奏でのサックス・ソリの時に自分でマイクを動かすところなんか、頼もしいです。先生のクールな振る舞いもとても勉強になります。

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途中、4人の選抜管楽器プレイヤーのコンボ演奏がありました。こういう演出はとてもいいです。

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やはり中2位になるとトランペットの音域も広がり迫力も増すので、グレード1から5まで吹きこなすことができるようです。子供達がゲスト・プレイヤーとの共演することの素晴らしさにも気付かされました。

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そして、100メートル以上あるんじゃないかという長〜い列に並んで入った巨大な部屋では、日本の就実学園中学校・高等学校の演奏会が始まりました。

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大人数にもかかわらず一糸乱れぬ演奏で会場を沸かせただけでなく、歌声や口笛、そして左右2台のシロフォンによる超絶技巧など、洗練された万国共通のパフォーマンスをたくさん散りばめ、すっかり聴衆を虜にしてしまったようです。僕も目隠ししてヴィブラフォン練習してみよっと!

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終演後はスタンディング・オベーションの連続。生徒さん達は、ずっと手を降ってくれていました。

ミッドウエスト・クリニック2015・1日目

16日からシカゴで開催されているミッドウエスト・クリニック2015に初めて参加しました。

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初めての参加者には赤いラインが入っています。さらに白いリボンまで。何やら歓迎されているようです。

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シカゴ・オヘア国際空港に降り立つ約1時間前、夜が明けてきました。

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クリスマスカラーに彩られた空港。

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ターミナル3に移動し、市の中心部に行くブルーラインを探しました。

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シカゴは小雨混じりの曇り空。最寄り駅からホテルまで歩くと、途中にクリスマス・ツリーを売っている場所を見つけました。

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何とか会場のマコーミック・プレイスに11:30頃到着。

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ブラスバンドの演奏の様子。

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予想を上回る規模の大きさに戸惑うばかり。打楽器のブースを中心にぐるぐると見て回り、新しいマレットを開拓。その後、時差ボケと疲れもあって15:00頃早々と退散し、2時間程昼寝してしまいました。リサーチ不足により当日入りとなったが、見たかった講座もあったし、前日入りしておけば良かったと後悔。

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社長らと待ち合せシカゴ交響楽団の金管メンバーによるスペシャルコンサートを聴きにシンフォニーセンターへ。

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いや〜素晴らしい! 金管楽器の弱奏のハーモニーの美しさはまるで天国のよう。ジーンと来て疲れが吹き飛んでしまった。この後、ホテル近くのバーで作曲家ロバート・W・スミスさんに偶然お会いして興奮しました。

Groovin' Sounds Orchestra

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藤沢市民会館小ホールで行われたGroovin' Sounds Orchestraの2015 Concertを聴いてきました。開成町のブルーバーズをジャズバンドにした時、すご〜くお世話になったバンドです。昨年はこのオーラの少ないヴィブラフォン奏者をゲストとして迎えてくださった心優しい人達です。

今日はラテン・パーカッションのお二人をゲストに招いてのコンサートということで、いつも以上にパッション溢れるステージで感動! 小ホールがさらに小さく感じられました。第2部のマンボやクリスマスソングはもちろん素敵だし、第1部のカウントベイシーの名曲の数々も相変わらず魅力的でした。平均年齢55歳というこのバンドも、まだまだ多くの可能性を秘めているんですね。平均年齢11歳のバンドを率いている身として、ジャズの先輩達に大いに刺激を受けました。

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忘年会

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星が綺麗な暖かい夜ですね〜。開成町の文化活動の未来について語り合いながら、足柄牛串焼きやもつ煮込みなどを食す忘年会でした。

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酒匂川に綺麗な虹の架け橋です。
虹が出ているとFacebookで知り、まだ風雨が激しい中を、カメラ持って出掛けてみました。結構珍しいですからね。今日はいいことありそうです。

コブシの剪定

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最近とても勢いがありすぎて困っていた自宅のシンボルツリーのコブシですが、木登りしてノコギリでてっぺんを切るのは怖くてできないので、1.8メートル程の竹の棒にワイヤー&ガムテープでノコギリをしばり、ベランダからせっせせっせと切りました。なんだできるんじゃん。結構満足したけど、家族があまり関心を示さないのでアップします。

山北で本番

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コレ実は親子のツーショットなのです。(Photo:池谷昭信さん)

げんこつハンバーグ

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今日のランチはここ、さわやかのげんこつハンバーグ。中が赤くて肉汁たっぷり!! (さわやか 御殿場インター店)
プロフィール

studiocranberry

Author:studiocranberry
神奈川県開成町在住
ミュージックエイト 作・編曲家
開成ジュニアアンサンブル 代表
気象予報士(No.4095)
www.studiocranberry.com

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